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Wowee Zowee !

わーうぃーぞーうぃー!

2015年10月3日の断片日記

(旧)日々

▼仕事をとっとと切り上げて(それは翌日以降の自分に押しつけることでもある)行きたい場所があったのだけれども、部屋の方向とは反対だった上に、混雑する街の方(あくまで方だが)にあるそこに向かった場合、時間的に帰りの電車はえらいことだナアと思ったら、みるみる気持ちがしぼんでいった。のだ。とは言ってみるけど、朝に身じたくをしながらそのことを考えていた時点で決まっていたのでは?ホントに行く気があるなら考えたりしないもの。僕は僕の人生に対して「えいやっ」がずいぶんと少ない気がする。そのおかげで何とかやってこれた部分はあるにしても、ね。
 
 
▼幸福で腹が膨れるか、と考えたことがたぶん人生の中で一度くらいはあるだろう(僕はある)。若いころは誰かのことを恋慕するあまり、「好きだという気持ちだけでなにも食べなくていいくらい愛しい顔を見せてくれよ」なことになったこと数知れず。そうなってしまうと確かに腹は減らなかったが、幸福とは異なるし、腹が膨れるというのともまた異なるだろう。胸がいっぱいになっても腹がいっぱいになるのとはわけが違う。全然違う。それでも僕は、その日確かに腹の中に多幸感をしまいこんでいた。それはそれは満腹だった。もう食べられないよ~を確かに感じていた。だが食べた。当たり前のような顔をして、食事を、した。食べないと身体によくないからね。そういう当たり前のことを考えながら葉っぱをもしゃもしゃしていると、なんだかこうやって情緒というか繊細さとか、自分の中での制約というか…とにかくそういうことを失っていくのかなとうっすらと哀しくなるのだった。命に、いや命の有無を言わさぬ存在感の前に、「僕」なんていないのとほとんど同じなのだ。