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Wowee Zowee !

わーうぃーぞーうぃー!

2012にんじんBEST DISC 40 vol.6

音楽 BEST DISC

15. Be The Void / Dr.Dog

Be the Void

Be the Void


デビューから一貫していい。流麗なメロディとコーラスワークは相変わらずだが、初期ほどビートルズやビーチボ-イズからの影響は感じない。より土臭さ溢れる土着的なサウンドが前面に出てきた。

【つべ】Dr. Dog - "That Old Black Hole"

14. Rot Gut, Domestic / Margot & The Nuclear So And So's

Rot Gut Domestic

Rot Gut Domestic


いい意味で変わらない。もはや様式美の世界である。今作のマーゴットも前作までと同様、おり重ねられ、時に意図的にひずまされたギターサウンドで哀愁のメロディを行く、満たされない思いが満たされないまま満たされているの体現である。ただ、今までよりは多少攻撃的な意匠が増えている。それを中和するわけではなかろうが、ラストの「Christ」についてはピアノの弾き語りを中心とした王道の展開で非常に安心感がある。これ以上の展開はこのバンドからは望めないと思うが、彼らはこれでいいと思う。

【つべ】Margot & The Nuclear So and So's - Shannon

13. 卒業と、それまでのうとうと / 泉まくら

卒業と、それまでのうとうと

卒業と、それまでのうとうと


「うとうと」とはよく言ったものだ。卒業したあとの僕らはたぶん、あの頃よりもまどろんだまま、あるいはもう完全に眠ってしまっているのかもしれない。状況に対して、もう、僕は関係ないから、君も僕を放っておいてくれよ、なんて。

あしもと濁る薄い花びら 自分を重ねて怖くなったのは
大人が急に「もう子供じゃない」と 選択と決断を僕らに迫った頃
明日目が覚めればネクタイの結び目の仕組みを知る
戸惑いの中 置いてきぼりの春が来る

僕もまた、卒業を繰り返してきたことを思い知らされる。そう、確かに卒業をくりかえしてきた。それなのにどうして重くなってしまうのだろう。その実感のど真ん中を彼女は舌足らずに射抜いてきた。「だってこの身体消耗品でしょう?」というスタイルでのメメント・モリのあり方を携えながら。「あの子の毎日がやけにドラマチックに見え始めてから笑えなくなったの」現代のユースは本当に幸せだ。僕も、そうだった。

【つべ】泉まくら 『balloon』
【つべ】泉まくら 『春に』

12. eye / ミツメ

eye

eye


こういう音で、ちゃんと日本語ってところが僕はすごくいいと思っている。彼らのバックグラウンドは知らないが、影響されてきたものと影響されているものとを上手に咀嚼した上で放出されている豊潤な音楽だなという印象。アレンジメントには幽玄さと浮遊感があり、虚実ないまぜになった言葉と気だるいヴォーカルがそれを後押しする。一方でリズムパターンが豊富であり、決してテーマ性がひとつにフォーカスされているわけではなさそうだったりととにかくモダンな質感への目くばせが秀逸。「Disco」の平熱の多幸感はあまりに素晴らしい。

【つべ】ミツメ - 煙突

11. 100年後 / OGRE YOU ASSHOLE

100年後

100年後


こちらで全て書きました。