Wowee Zowee !

わーうぃーぞーうぃー!

2012にんじんBEST DISC 40 vol.3

30. 踊る理由 / 片想い

もう流通してないのかな?こんなに素晴らしい作品なのに。分かり合えないを越えたところにある景色。つながれるかどうかなんてどうでもよくて、音楽が全ての泣きごとや喜びや虚無を包み込む瞬間。その時僕らはたぶん、知らず知らずのうちに踊り出してしまうのだろう。彼らは、こんなにも素晴らしい音楽を何でもないような顔をしながら奏でて、こんなことを言うんだ。「僕が泣いてる理由なんてわからないだろう?」まったく、その通りだよ。

【つべ】片想い 「踊る理由」(グッドパフォーマンス!)

【つべ】片想い/センチメンタル☆ジントーヨー

 

29. 曽我部恵一BAND / 曽我部恵一BAND

曽我部恵一BAND

曽我部恵一BAND

こちらですべて書きました。

 

28. Vol.1 / Young Man

Vol. 1

Vol. 1

新世代が新世代の楽曲をカバーしている映像を見るにつけ、そうかこうやって更新されていくんだな、なんて当たり前のことを思うのも、もう何度目だろうか。DeerhunterやGrizzly BearのカバーをYoutubeなどに投稿していたことで注目を集めたシカゴのYoung Man、これでフルアルバムは2作目。2作目なのにVol.1というタイトルなのは、今作から体制に変化があったことが影響しているとかしないとか。 ブラッドに賞賛されたそのカバーに触れてなるほどなあと思うくらいには、昨今のシーンと親和性が高いその声。クリス・チューに近似である。ソフトな音像もソングライティングも既視感のあるものではあるが、クオリティは高い。甘すぎず、逃避過ぎず、トロトロ一歩手前の白昼夢感。これくらいの距離感でソングに寄ってくれると、とてもうれしい。何者でもないことをオファーするその声と、サウンドスケープとの相性には好感が抱ける。温度が上がりきらない平熱の感情的高揚は射精を嫌うユースと悪くない喰い合わせなのでは?まあ何にせよ2010年代の音ということでごちそうさまでございます。

 【つべ】Young Man - Fate

 

27. Mermonte / Mermonte

メルモント

メルモント

オーケストラルポップというと、オーウェン・パレットがFF名義だった時代からの影響が大きいイメージがあって、少なくとも昨今のチェンバーポップの潮流は軸にストリングスを据えた上品かつ荘厳なものが多かったよなと感じていた。だがこの作品は手練れでありながら、気心の知れた「やりたいメンバー」でやっているのがよく分かる、日々の傍らにあるのがとても似合う音づくりになっている。とはいえ軽くなり過ぎることはない。リズムパーカッションが全体を支える、実に風通しの良いプロフェッショナルな作品である。だから、どちらかというとBSSよりなのかな。

 【つべ】Mermonte - Monte

 

26. 僕たちのソウルミュージック / 透明雑誌(11)

僕たちのソウルミュージック

僕たちのソウルミュージック

Weezer世代に送る、さらば青春の光。歴史を受け継ぐということ。模倣から入ってアップデートしていくこと。うん、正しいよね。ソリッドなギターサウンドにグランジをはじめとした90年代のUSオルタナを軽く経由したグッドメロディとラフプロダクション。日本におけるピクシーズからのナンバーガールにあった正当な流れを、ついにボーダーレスとなったこの2010年代に、台湾の青年たちが無邪気に咀嚼する。smith westernsの1stがまんまT.Rexだったことを思い出して少し興奮するような、そんな僕のためにではなく、音楽をユースの手に取り戻すために、こういう音楽が評価されなければ。

【つべ】性的地獄 / 透明雑誌