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Wowee Zowee !

わーうぃーぞーうぃー!

2011 にんじんBEST DISC 70 vol.4

40. As I Call You Down / Fistful Of Mercy

アズ・アイ・コール・ユー・ダウンアズ・アイ・コール・ユー・ダウン
フィストフル・オブ・マーシー

インディーズ・メーカー 2011-02-09
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確かにこれは…CSN&Yである。ベン・ハーパー、ジョセフ・アーサー、ダーニ・ハリスンのSSW3人衆によるユニットの1st。アコースティックさをベースに、ギターを降り重ねるようにかき鳴らしながら流麗なコーラスワークを響かせる…やはりCSN&Yだ。まあだったらそっち聴けよ、「デジャナ・ヴ」は今でも有効だぜ、と内なる自分がささやくのは事実ではあるが、現代の才人たちによってこれが鳴らされてるという事実が、僕を幸福にさせる。曲はすべて3人の共作だが、やはり際立っているのはベンハーパーか。「ベン」絡みで3人組と言えば、ベン・フォールズベン・リー、ベン・クウェラーの『ベンズ』を思い出すが、彼らのようにすぐ終わらないで長くマテリアルを出し続けてほしいものだ。


[マイスペ] http://www.myspace.com/fistfulofmercy
[つべ] Fistful of Mercy - With Whom You Belong


39. Sun And Shade / Woods

Sun & ShadeSun & Shade
Woods

Woodsist 2011-06-14
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インディフォーキーポップの雄であるところの彼らのここ数年の充実ぶりには驚かされる。間接的にでもかかわっている作品のクオリティが総じて高位安定。そしていつだってWoodsはWoodsのままなのである。

[マイスペ] http://www.myspace.com/woodsfamilyband
[つべ] Woods - Pushing Onlys


38. The Rip Tide / Beirut

ザ・リップ・タイドザ・リップ・タイド
ベイルート Beirut

contrarede 2011-09-14
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豊潤。もはや東欧トラッドへの憧憬としてのベイルートは完成されている。あるいは最初からそうだったのかもしれない。文化的鎖国を繰り返す我が国のポップミュージックでは到達できない景色がここにはある…だが我々にも想像力の翼はある。時間的な距離を行きかう人々は少しずつであるが増えてきた。さあ、次は地図の上でも。

[マイスペ] http://www.myspace.com/beruit
[つべ] Beirut - Vagabond


37. Cloud Nothings / Cloud Nothings

クラウド・ナッシングスクラウド・ナッシングス
クラウド・ナッシングス

ホステス 2011-02-16
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クリーヴランドの新星。全11曲、28分。10代最後の季節に捧げるインディローファイポップパンク。切なさを携えた切実な焦燥感とラフな意匠は、どこまでも正しく現代の「普通」を映し出している。個人的な趣味でいえば、個人での活動がメインだった時代のファーストリリースである「Turning On」に軍配を上げるが、あちこちにはびこる頭でっかちになってしまった逃避の表現よりも何倍もの憂いの輝きを放つこの作品を推さざるを得ないだろう。

[マイスペ] http://www.myspace.com/cloudnothings/music
[つべ] Cloud Nothings "Understand At All"


36. Revelator / Tedeschi Trucks Band

RevelatorRevelator
Tedeschi Trucks Band

Sony Legacy 2011-06-07
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結局はデレクのギターを、あるいはバックバンドの演奏を聴くんだという話になるわけなので、悪い評価になるわけがありません。スーザンの歌唱にも、サウンドメイキングにもケチはつけようがありません。ただ、帯びたる空気は個人的にはデレクトラックスバンド名義の方が好み、というだけ。豊潤で幸せなブルーズロックであることには変わりありませんから、安心して聴ける一枚です。61分の長さは全く感じさせないぜ。

[マイスペ]http://www.tedeschitrucksband.com/
[つべ] TRUCKS & TEDESCHI BAND - Midnight In Harlem



35. Bon Iver / Bon Iver

ボン・イヴェールボン・イヴェール
ボン・イヴェール

ホステス 2011-06-22
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前作と、その前作を取り巻く物語が広がりを見せたその中で、彼は北米のインディシーンの理想郷、あるいは偶像へと祭り上げられていった。だが、今作の幕開けを告げる「perth」の構成と完成度の高さは、それら雑音を置き去りにするどころか引き連れて歩き、そのことによって負の効果を一掃するという強さと美しさに溢れたものであった。セルフタイトルとなった意味は、一聴すれば分かるだろう。彼は真の意味でBon Iverというフォーマットを手に入れ、世界はようやくそれを目撃したのだ。まだまだこれから。

[マイスペ] http://www.myspace.com/boniver
[つべ] Bon Iver - Holocene


34. Wit's End / Cass McCombs

Wit's EndWit's End
Cass Mccombs

Domino 2011-04-26
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その昔、あれは確かJames Taylorの『Sweet Baby James』だったと思うが、睡眠の入口でまどろみながら、でも意識だけははっきりとその音楽へと傾けられたいたという体験を覚えている。Cass McCombsの新作はその幸福な時間を再度体験させてくれる上品なポップアルバムであった。前作のように深淵へと連れ込まれるような、自殺したくなるかのようなディープな瞬間は減ったが、寄り添うストレンジな悪意は健在。耽美とはこのこと。

[マイスペ] http://www.myspace.com/cassmccombs
[つべ] Cass McCombs - County Line


33. Days / Real Estate

デイズデイズ
リアル・エステート

ホステス 2011-11-02
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1stで夏だけが持つ奇跡的なあのフィーリングを儚さと怠惰さをスパイスに美しくパッケージした迷宮を作り上げたニュージャージーの若者たち。彼らの最新作はそんな構築美からは距離を置いた、よりポップで開放的な作品となった。憂いを帯びたディレイとアルペジオは健在だが、ひとくくりにされた語られていたビーチ/サーフポップ的意匠は著しく減退し、秋の田園風景を思わせるつくりとなっている。一瞬を切り取るだけでなく、移ろいを肯定的に浮かび上がらせるという意味で、その手腕の巧みさを感じとらせることに成功している。まだまだ進化していくのだろう。非常に評価できる作品だと思う。

[マイスペ] http://www.myspace.com/realestate
[つべ] Real Estate - Its Real
 
 
32. The Babies / The Babies

BabiesBabies
Babies

Shrimper Records 2011-02-15
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やはりこういうラフでそっけない、ローファイギターポップが正義だなと思う。Woods+Vivian Girls以上でも以下でもないが、その立ち位置は絶妙じゃないか。素晴らしいぜ。初期Pavementに通ずる瞬間が一瞬だけ顔をのぞかせるのも泣かせる。

[つべ] the babies - breakin the law

 
31. Departing / The Rural Alberta Advantage

DepartingDeparting
Rural Alberta Advantage

Saddle Creek 2011-03-01
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裏さびれたようなキーボード、音数を絞りに絞ったラフな演奏…ドタバタしたビートの上にやけにキャッチーなメロが乗ったキュートで控えめな1stの際、「世界がどんどん広がっていくとさらに大化けしそうな期待の新人」と書いたが、これは化けた。化けに化けた。スタジアムを、世界を視界に入れた野心的なサウンドに変貌。それでも彼らの良さである、謙虚な音の選び方は根底に流れており、ゴージャスな意匠をまとう際も決して下品にはならない。タイトで空気感をしっかりと大切にしているのが伝わってくる。メロディには磨きがかかり、コーラスワークも絶品。ヴォーカルのねちっこい感じも適切に増しており、全ての要素が理想的に進化。いよいよこれは世界制覇かという期待が高まる。そういえばBSSの風を感じる。やはり、カナダはすごい。

[マイスペ] http://www.myspace.com/theraa
[つべ] The Rural Alberta Advantage - Tornado 87