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Wowee Zowee !

わーうぃーぞーうぃー!

2011 にんじんBEST DISC 70 vol.1

音楽 BEST DISC

 
70. Warmy Girl / Velvet Davenport

ウォーミー・ガールウォーミー・ガール
ヴェルヴェット・ダヴェンポート

バウンディ 2011-05-25
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まあ、時代だよね。まどろみの中で繰り返される極甘のメロディラインとヘロヘロサウンドスケープ。
60sポップが現代で鳴らされる意味と背景を考えると、諸手を挙げて受け入れるというわけにはいかないけれど、一つの鏡としては評価している。

[マイスペ] http://www.myspace.com/velvetdavenport
 

69. By The Hedge / MINKS

By the HedgeBy the Hedge
Minks

Captured Tracks 2011-01-25
売り上げランキング : 109228

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そういや昔ミンクってバンドがいて「ミンクの叫び」とかいうひっでえ作品だしてたんだけど、それとは関係ないです。冒頭「Kusmi」からトレンド感抜群のブルックリン印。時々Real Estateあたりを思わせるような意匠がある抜け目のない視野と、フォークからシューゲ、ドリームポップまでカバーする嫌味なまでに全方位的なバランス感覚を感じる。4AD風味もあって(※レーベルはCaptured Tracksだが)モダンな作品だ。「こちら側」と「あちら側」というアンニュイで曖昧な境界から決して大きく逸脱しようとはしない、陰と陽のコントラスト。もともと何が着火点だったのか覚えていないブルックリン称賛の風だったが、結局このよくできたポップソング集も、単独として良いのであって、愛聴盤の1つになるかもしれないが、かの地そのものにまで興味を持たせるものではない。こうして僕のブルックリンフィーバーは1度も熱を帯びずに終焉を迎えるのだろう。バイバイ、スノッブ。

[つべ] Minks - Funeral Song
[マイスペ] http://www.myspace.com/IAMWITCHCRAFT
 
 
68. Songs From A Toxic Apartment / Ethan Gold

Songs from a Toxic ApartmentSongs from a Toxic Apartment
Ethan Gold

Gold Records 2010-12-21
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出口のない閉塞感とアメリカンロックの空気感が共存。彼のキャリアにおいてこの作品を作らなければいけなかった意味とはいったい。ポップソング集であるはずなのにやや冗長な印象を抱かせるのは、そのどこか陰鬱とした音像のせいか。

[つべ] Ethan Gold - Why Don't You Sleep?  
[マイスペ] http://www.myspace.com/ethangold


67. Grace For Drowning / Steven Wilson

Grace for DrowningGrace for Drowning
Steven Wilson

Kscope 2011-09-27
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ポストロック、ジャズ、音響派、プログレ、あるいはフレーズとしてのメタル…と様々な形容に足を踏み入れる多様な表情をもったPorcupine Treeの頭脳、Steven Wilsonの最新ソロ。70年代の僕が思う良いところの濃縮還元盤とでも言いましょうか。秋の夜長にはもってこいな作品でした。

[つべ] Steven Wilson "Remainder The Black Dog" 


66. Golden Fleece / Stealing Sheep

Golden FleeceGolden Fleece
STEALING SHEEP

COCOHEART RECORDS/MOORWORKS 2011-09-07
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久しぶりにやらかしてしまった。それはそう、とてもいい意味で。ガールズトーク的風情を携えた魔法、「The Mountain Dogs」を聴いた瞬間に手に取ってしまった。これは普通の音楽好きの女の子3人組の物語。普通の?いや違うか。本国では結構な熱を持って迎えられているらしい。こんなウェルメイドなものに足元をすくわれるなんて。ここ日本では、彼女たちのような存在が出てくるのだろうか。

[つべ] Stealing Sheep // Single Launch at The Kazimier
[マイスペ] http://www.myspace.com/stealingsheep
 
 
65. Dungeon Dots / Air Waves

ダンジョン・ドッツダンジョン・ドッツ
エアー・ウェイブス

MOORWORKS 2011-01-19
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オープナー「knockout」そっけない温かみに溢れていて落涙。平均2、3分のインディギターポップ。不穏な雰囲気漂うサイケに寄せた楽曲よりはフォーキーで陽性の輝きを放つ楽曲群の方が味が出てる。所謂古今東西の名作傑作に肩を並べるにはあと何歩も足りないが、こういう作品が当たり前のように出てくると安心する。

[つべ] Air Waves - Knockout
[マイスペ] http://www.myspace.com/airwavesmusic


64. 12 Desperate Straight Lines / Telekinesis

12 Desperate Straight Lines+ Dirty Thing EP + bonus tracks12 Desperate Straight Lines+ Dirty Thing EP + bonus tracks
Telekinesis

アート・ユニオン 2011-01-26
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これぞインディパワーポップ!まどろみと逃避が幅を利かせる時代において、これこそカウンターパンチ。初期デスキャブやウィーザーが持っていたポップセンスがここには凝縮されている。

[つべ] Telekinesis - Dirty Thing
[マイスペ] http://www.myspace.com/telekinesismusic


63. Cape Dory / Tennis

Cape DoryCape Dory
Tennis

Fat Possum Records 2011-01-18
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音楽は世界を救わないし、それは勿論君のことだってそうだ。それでも個人に入り込んだ音楽は強いと、デンバーのラブラブ夫婦デュオの奏でるグットメロディに思い知らされた。革新性を求める人たちは眉をひそめるかもしれないが、新しいものでしか満たされない人種じゃなくて良かったと心底思った2011年の諸々であった。

[つべ] TENNIS / Take Me Somewhere
[マイスペ] http://www.myspace.com/tennisinc
 
 
62. Old Friends / I Was A King

Old FriendsOld Friends
I Was a King

Sounds Familyre 2011-01-25
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さあティーンエイジファンクラブの時間だ!ノルウェー出身、その名もI Was A Kingの、Half-handed Cloudも参加した最新作は見事なポップネス。構造はフォーキーな質感をベースにしたインディポップであり、人懐こいメロディがカギ。その今ではありふれてしまった光景から他と一線を画すものを探すとすれば、決して多くはない音数から描き出されるその豊かな音像か。奏でられた音ももちろん楽しいのだが、そこから立ち上ってくる意匠がけた違いに優しくカラフルなのだ。90年代翼賛、大いに結構じゃないか。スコットランド、いいところだね。日本にはTFCもベルセバもいないのさ。ノルウェーからの贈り物である彼らの音楽を聴く理由は、僕にはある。

[つべ] I Was A King featuring Robyn Hitchcock - Old Friends
[マイスペ] http://www.myspace.com/iwasaking


61. Kiss Each Other Clean / Iron & Wine

Kiss Each Other CleanKiss Each Other Clean
Iron & Wine

Warner Bros / Wea 2011-01-25
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アイアン&ワインことサム・ビームの4枚目。初期のアシッド・フォーク的風情は洗練さを極め、ジャズ/ブルーズ/ソウル、果てはアフリカンからフュージョンへという音楽的な幅の広さを実にモダンな質感で見せつける。それらをつなぐのは、温かみのある「うた」。情景の描写が巧みなことでも知られる彼だが、それを見ているのは人であり、またその景色を伝え聞くのも我々人である。その間をつなぐ「うた」の力を感じさせてくれた。正直彼からそれを思い知らされるとは(いい意味で)思っていなかったので驚くと同時に嬉しさを感じずにはいられない。盟友Calexicoの最新作はロードムービーそのものであったが、この作品もまたたくさんのアメリカを切り取っている。豊潤な音楽が持つ力を存分に放つ快作だ。

[つべ] Iron & Wine - Godless Brother In Love
[マイスペ] http://www.myspace.com/ironandwine